矢代仁トピックス


美さを展
 
「日に新日々新」を心に古典を範として新しい美を求め伝統の技で感性豊かな作品を創作致しました。何卒ご来場の上ご高覧賜りますよう、ご案内申しあげます。

季節の花ギャラリー

柿、百日草、どんぐり
出典:矢代仁蔵書「四季の花」
柿〜カキノキ科の落葉高木。果実は甘く、日本の秋を代表する果実。栽培の歴史は古く、全国各地に特有の種類も多い。甘柿では富有・次郎が有名。ともに果実が250グラム余りと大きく、豊かな扁円形である。渋柿は焼酎などで渋を抜いたり、干柿に加工したりして食す。
どんぐり〜ぶな科植物のうち、櫟(くぬぎ)・楢・水楢・あべまき・かしわ・赤樫など、比較的大形な堅果の総称。とくに櫟の木を団栗の木とも言う。晩秋の林をゆくと、落葉の陰にみつけることができる。
百日草〜キク科の一年草。紅・紫・緋・黄・樺色など菊に似た単弁の花をひらく。八重咲もある。真夏の花だが、花の時期がとても長く、晩秋のころまで咲きつづける。

歳時記より
鹿〜鹿の交尾期は秋、八月から十月までで、このころ牡鹿は牝鹿を呼ぶためピーッと高く長く強い声で鳴き、妻恋う哀愁がある。古来紅葉に配してよく詠まれ、声を愛でて秋季とする。古くから奈良の春日神社や安芸の厳島神社の神鹿のように、神聖視されている。
鹿:矢代仁蔵書「梅嶺画鑑」
十月の主な行事
○京都
日時 場所 祭り名
1〜5日 北野天満宮 ずいき祭
  五穀豊穣に感謝する秋季大祭。御旅所で神輿の屋根をずいき(芋茎)で葺き、神饌(しんせん)の米、麦、豆、蔬菜(そさい)などで装飾する。4日の還幸の折、三基の神輿につづいて、ずいき神輿がすすむ。4〜5日には八乙女田舞を奉納。
5日 法輪寺(達磨寺) 達磨忌
  禅宗の始祖達磨大師の忌日法要。禅宗の寺々で営まれるが、この寺には八千体の達磨があり、寺宝とともに展覧する。
9・10・15日 粟田神社 粟田祭
  9日は御出(おいで)祭で阿古陀(あこだ)鉾、地蔵鉾、子供の提灯、小型の十二灯(じゅうにん)の夜渡りがある。10日神幸祭、15日は大祭で、疫病除けの剣鉾十八基が供奉して神輿が巡行する。この剣鉾は祇園祭の山鉾の最初の形という。
10日 広隆寺 太秦の牛祭
  悪魔退散、五穀豊穣を祈る祭。午後七時、摩多羅(まだら)神が仮面をつけて牛に乗り、鬼の仮面をつけた四天王を従えて境内をまわり、祖師堂前で祭文を読み上げる。祭文が終わると、厄を逃れる言い伝えにより仮面を奪おうとする群集で混雑する。土地の精霊が寺を祝福に訪れる形を基にした奇祭である。
10日 秋元神社 赦免地踊
  永代地租免除の特権を老中秋元但馬守に再保証されたことから、神社を建ててまつり、その霊を慰めるために躍るようになった。夜八時、切子型灯篭を頭にのせた女装の少年八人と花笠の少女十人が神社まで行列して境内で踊りを奉納する。
10日 御香宮神社 御香宮神幸祭
  伏見九郷の総鎮守の祭礼、伏見祭ともいう。室町時代からつづく風流傘は、今は1日と9日の夜にでる。10日朝、神輿二基、獅子、稚児武者行列などが巡行。
10日 六孫王神社 六孫王神社例祭
  清和源氏の祖をまつる。応仁の乱で荒廃したが宝永年間に再興されたので宝永祭ともいう。神輿巡行は先頭を四鬼が歩いて邪気を祓い、大通寺で読経する。
14日 宝鏡寺 人形塚供養
  この一年間に寺に持ち込まれた人形を供養して焼き、その灰を人形塚におさめて、人形すべてを供養する。
15〜16日 真正極楽寺 引声阿弥陀経会
  平安時代の初め、慈覚大師円仁が中国から伝えた節を、阿弥陀経にとり入れて読む法会。その節はこの寺のみに残っている。
16日 岡崎神社 岡崎天王祭
  岡崎祭ともいい、岡崎神社例大祭である。子供神輿十二基と稚児行列が巡行する。神輿に錦の帯をまいて安産を祈願する。
19日 建勲神社 船岡祭
  織田信長、信忠を祭神とする社の秋季例大祭。信長がはじめて入洛した日を記念して行われる。神殿祭、奉楽、弓とり神事がある。
19〜20日 恵美須神社 二十日えびす大祭
  江戸へ行商にいった京の商人が、この日に京へ帰って神徳に感謝する祭をしたえびす講が起源。商家ではハンペンとネギを炊いて食べる風習がある。恵美須囃子を奏しにぎやか。
22日 由岐神社 鞍馬の火祭
  夜祭。午後六時、子供や若者が1〜5メートルの松明をかざして練り歩き、約二百五十本の松明が仁王門下に揃うと、注連縄(しめなわ)を切って神社に突進し、二基の神輿をかついで石段をかけおりる。
22日 平安神宮 時代祭
  明治二十八年、平安遷都千百年記念祭に平安神宮が創建され、記念行事としてはじまる。神幸祭のあと、鳳輦(ほうれん)を守った各時代の風俗行列が、維新勤王隊を先頭に約二キロつづいて、京都御所に入る。
23日 石座(いわくら)神社 石座神社例大祭
  旧岩倉村の産土神の祭。深夜、拝殿下の雌雄の大蛇の形をした、長さ5メートルの大松明一対に火を入れ五穀豊穣を祈る。山住神社を御旅所として、早朝岩倉の町を神輿が渡る。
29日 北野天満宮 余香祭
  祭神菅原道真が醍醐天皇から御更衣を賜ったことを思い出し、大宰府で詠んだ詩の結句、「捧げもちて毎日余香を拝す」にちなむ歌会。短歌を神前に披露する。
第一日曜 宇治橋 宇治の茶祭
  茶をもたらした栄西、宇治に茶園を開いた明恵(みょうえ)、茶道の千利休らと茶業功労者を顕彰し、茶の木を供養する。宇治橋三ノ間の水を汲み、興聖寺で献茶、法要を営む。
第二日曜日 即成院 二十五菩薩練供養
  二十五菩薩が極楽から来迎し、衆生を極楽へ引接する姿をあらわした行事。本堂(極楽)と地蔵堂(現世)の間に高い橋を渡し、菩薩に扮した男女二十五人が往復する。本堂では観音、勢至の舞があり、引接の場面を演じる。
16日に近い日曜 城南宮 城南祭
  神幸祭で神輿三基が上鳥羽、下鳥羽、竹田の氏子町内を渡御する。行列は胡蝶舞、流鏑馬、小袿(こうちぎ)、物詣などの装束を身につける。
中旬 万福寺 普度勝会
  在日華商による盂蘭盆会の施餓鬼。大雄宝殿の軒下に三十六軒堂という仮想冥界の屋台を飾り、お供えものをする。法要後、読経し鉦や太鼓を鳴らして、天王殿の下で屋台を焼く。異国情緒あふれる行事。
○全国
日時 場所 祭り名
1日 福岡県玄海町宗像大社 宗像大社みあれ祭
3日 松本市浅間温泉 浅間温泉松明祭
4〜6日 福島県二本松神社 二本松提灯祭
5〜14日 長野県善光寺 大本願
7〜9日 長崎市諏訪神社 長崎くんち
  異国情緒あふれる貿易港長崎の祭。氏子の町が輪番で笠鉾と竜踊りなどの踊りを奉納する。三日には踊りの衣裳を飾り、灯篭の灯を入れた庭を見せ、庭見せと言う。陰暦九月九日、九州一帯にこの日の氏神祭を「くんち」と言うところが多い。
8〜10日 北海道阿寒町 まりも祭
9・10日 高山市桜山八幡宮 秋の高山祭
9・10日 大津市天孫神社 大津祭
  最古のからくり人形が艶やかな曳山祭。祭の御馳走には琵琶湖産の江鮭(あめのうお)を賞する。
9〜11日 香川県琴平町金刀比羅宮 金刀比羅(ことひら)祭
  航海の神として崇敬されている。
9〜11日 宇佐市宇佐神宮 宇佐放生会
10〜20日 名古屋市 名古屋まつり
11〜13日 東京都大田区本門寺 御命講(おめいこう)
  十月十三日法華宗の開祖日蓮上人の忌日法要。信徒たちは万灯と言って、造花で飾り立てた行灯を押し立て、団扇太鼓を叩き、妙号を唱えながら、同宗の寺院に参詣する。
11〜13日 山梨県身延町身延山 御命講
12日 八王子市大善寺 十夜会
12・13日 東京都杉並区妙法寺 御命講
12〜15日 鎌倉市光明寺 十夜
13日 佐賀県千代田町 高志狂言
13日 熊本県菊池市 御松囃子御能
14・15日 姫路市松原八幡宮 妻鹿のけんか祭
14〜17日 愛媛県西条市 西条まつり
15〜25日 三重県伊勢神宮 神嘗祭
16日 奈良県東吉野村 丹生(にう)川上祭
16〜18日 愛媛県新居浜市 新居浜太鼓祭
16〜18日 大阪市住吉大社 宝之市
  黄金の枡を作って新穀を奉り、枡を境内で売ったので升市と言った。
18日 東京都浅草寺 菊供養
  参詣者は菊の枝を仏前に供え、病魔・災難除けにする。
19・20日 東京都日本橋宝田恵比須神社 べったら市
  べったら漬けを売る市で、もとは夷講のための器物を売る市であった。
第一土・日曜 浜松市 浜松秋まつり
毎日曜と祭日 奈良市春日大社 鹿の角伐
  鹿寄せと言って、柵に鹿を追い集め、投げ縄などを鹿の角に引っかけて取り押さえ、鋸で角を切り取る。
第四日曜 岡山県牛窓町紺浦疫神社 唐子祭
旧十日 島根県出雲大社 神迎え神事
旧十一〜十七日 島根県出雲大社 神在(かみあり)祭
旧十七・二十六日 島根県出雲大社 神等去出(からさで)の神事
十月〜十一月 奈良市東大寺正倉院 正倉院曝涼


矢代仁が出品する主な催しの予定
  日程 場所 催し名
9月 25日〜10/8 神戸大丸:店内 オール呉服秋の市
10月 1〜7日 横浜高島屋:店内 大きもの展
  1〜14日 名古屋松坂屋:店内 男のきものフェア
  2〜7日 トキハ:店内 巧裳会
  2〜15日 東武百貨店:店内 御召展
  5日 上野松坂屋:桜茶屋 名織展
  7〜9日 日本橋高島屋:竹林亭 長崎ツアー
  7〜14日 大阪三越:店内 花展
  7〜12日 山田屋:シルクラブ 山田忠夫・友禅楊子糊展
  7〜20日 広島三越:店内 均一会
  8〜9日 三越本店:東京会館 三翔会
  9〜10日 鶴屋百貨店:店内 上裳会
  9〜14日 大丸東京店:店内 特選呉服の会
  10〜12日 クラタ:店内 丸岡正男展
  14〜27日 三越本店:店内 有名老舗
  16日 大阪高島屋:霊山寺 地区特
  17〜18日 名古屋松坂屋:松楓閣 五芸展
  17日 西武百貨店:西武ギャラリー・イルムス館 染織の華展
  17〜19日 津の国屋:店内 逸品展
  17〜21日 糸園:店内 創業祭
  18日 日本橋高島屋:金田中 矢代仁展
  18日 たにばやし:店内 逸品展
  18日 心斎橋大丸:大阪会館 大きもの展
  18日 柏高島屋:ふじ波 千秋楽きもの市
  18〜19日 大阪三越:店内 織と染、江戸小紋集
  18〜19日 京都大丸:コムスホール 大きもの展
  20日 上野銀座松坂屋:赤坂プリンス 名織展内見会
  21〜27日 大阪三越:店内 染織逸品展
  22日 松戸伊勢丹:店内 しゃれ着展
  22〜28日 名古屋松坂屋:店内 矢代仁展
  23日 仙台三越:佐勘 三翔会
  23〜24日 横浜高島屋 高山ツアー
  28日〜11/4 名古屋三越:店内 きもの大祭典
  23〜24日 小大丸:リーガホテル 白枝会
  23〜28日 佐世保玉屋:店内 のれん市
  25日 大阪松坂屋:大野屋 名織展内覧会
  26日 大阪高島屋:六三園 地区特




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